光る豊かな感性 自閉症児者作品展、あすまで アルカスSASEBO

 自閉症児者の作品を集めた作品展が30日、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで始まり来場者の目を楽しませている。4月1日まで。
 4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせ、県自閉症協会が毎年開いている。市内の小学生から20代までの自閉症児者が創作した水彩画や貼り絵、書など約60点を展示。
 協会の川下昭子副会長は「コミュニケーションが苦手で扱いづらいなどと思われがち。感性豊かな作品を通して同じ人間なんだと感じてほしい」と話した。
 4月1日午前11時からは、当事者によるピアノ演奏や詩吟が披露される。2日午後8時から午後10時ごろまでは、ハウステンボスのシンボルタワー「ドムトールン」が、自閉症や発達障害の理解を深めるシンボルカラーのブルーにライトアップされる。

感性豊かな作品が並ぶ会場=アルカスSASEBO

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