これ以上噴火しないで 新燃岳噴火から1カ月

降灰被害を受けたシイタケの原木。ほとんどは廃棄せざるを得なかった=31日午前、高原町蒲牟田

 霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)が、噴火を含む活発な火山活動を再開して1日で1カ月を迎えた。麓の高原町では農作物に火山灰が積もって出荷できず、農家が打撃を受けた。えびの市では観光客が減り、行楽シーズンを前に関係者からは焦りの声が上がる。噴火の回数は減ったが、終息の兆しが見えないため、周辺の自治体では警戒が続く。

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