二宮・中井町 病後児保育を開始 近隣自治体と連携利用 大磯町・二宮町・中井町

ひろはたこども園の病後児保育室おひさまルーム

 二宮町と中井町は、病気の回復期にある子どもを一時的に預かる病後児保育を4月から始める。二宮町は大磯町にある認定こども園あおばと、中井町は秦野市立ひろはたこども園の専用保育室を利用して受け入れる。

 病後児保育は、病気やけがが治りかけて集団生活に戻るには配慮しなければならない子どもを預かる保育サービス。通常保育とは別の専用ルームと看護師、専任保育士を揃える必要があることなどから、二宮・中井両町はそれぞれの近隣自治体と連携し、子育て支援策の充実を図る。中井町は行政の広域連携によって、施設整備や人員配置のハードルがより高い病児保育の導入も目指しているという。

 大磯町では2016年6月から病後児保育を実施。社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームが運営する認定こども園あおばとへ事業を委託している。園内に設けた病後児保育室「もりのうさぎ」にはベッドや給湯室、児童用トイレが備えてあり、本調子でない子どもが安静にして過ごすことができる。

 二宮町の病後児保育の対象は、保護者が同町に在住・在勤・在学している生後6カ月から就学前までの子ども。中井町は、同町在住で生後4カ月から小学3年生までの児童を、ひろはたこども園の病後児保育室「おひさまルーム」で預かる。

利用料1日2千円

 いずれの施設も開所時間は年末年始を除く平日の午前7時30分から午後6時30分まで。定員は先着順で1日3人。1回に最長7日間まで利用することができ、料金は1日2000円(給食・おやつ代は別途)。利用する際は、【1】空き状況を確認のうえ仮予約【2】医療機関を受診し、医師連絡票を受け取る【3】本予約を入れる。もりのうさぎの利用には事前登録が必要となる。

 事前登録や利用に関する問い合わせは、認定こども園あおばと【電話】0463・74・5918、病後児保育室おひさまルーム【電話】0463・79・3115。

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