大谷がメジャー初先発 6回6奪三振3失点で勝利投手に

【エンゼルス7-4アスレチックス】@オークランド・コロシアム

世界中の野球ファンの注目を集める大谷翔平(エンゼルス)の投手デビュー戦がやってきた。オープン戦で思うような結果を残せず、周囲を心配させた大谷だったが、記念すべき初先発ではマット・チャップマンに1号スリーランこそ浴びたものの、92球で6イニングを投げ切り、被安打3、奪三振6、与四球1、失点3でクオリティ・スタートを達成。大谷の後を継いだリリーフ陣がリードを守り抜き、大谷は投手デビュー戦でメジャー初勝利をマークした。

大谷は開幕戦で指名打者としてメジャーデビューを果たし、今日の開幕第4戦で先発のマウンドに上がったが、チームの開幕10試合以内に投手と野手として先発出場したのは1919年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来、実に99年ぶりのこと。大谷は最速99.6マイル(約160.3キロ)を計測し、最後の打者15人のうち14人を打ち取るなど、先発投手としての役割を果たし、開幕シリーズ4連戦の勝ち越しを決める白星をマークした。打線は5回表にマイク・トラウトのタイムリー二塁打とジャスティン・アップトンの犠牲フライで逆転に成功し、7回表にはアンドレルトン・シモンズのタイムリーなどで3点を追加。メジャー初先発の大谷をしっかり援護した。

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