JFEスチール西日本・入社式、渡辺所長「安全に妥協はない」

 JFEスチール西日本製鉄所は2日、2018年度入社式を福山・倉敷両地区でそれぞれ開催した。今年度は両地区合計で387人(このうち女性39人)の新入社員が加わった。

 福山地区では、渡辺敦西日本製鉄所長・福山地区所長が4月入社の194人を前に「『ご安全に』は製鉄現場で最も大事な挨拶。設備は直せるが、生命は失われると取り返しがつかないからこそ、安全に妥協してはならない」などと現場マン・社会人としての心構えを語った。

 続いて、新入社員の男女一人ずつが決意表明を読み上げ、桐原妃那さんは「自分たちが今後の製鉄所を支える中心だという気概を持ち、先輩方が培ってこられた技術・技能を1日も早く自分のモノにするべく、日々全力を尽くす」と宣誓した。

 同製鉄所では、近年はベテランの大量退職に備えた技能継承のために大量採用を行い、16年度は両地区合計で過去最大の576人を採用している。昨年度は560人。

© 株式会社鉄鋼新聞社