鶴見警察にマスコット マンガ家土山しげるさんがデザイン 横浜市鶴見区

土山さん(左)と増田前署長

 鶴見警察署のマスコットがこのほど完成し、制作者でありマンガ家の土山しげるさんに3月15日、同署から感謝状が贈られた。同署でマスコットが作られることは初めて。今後は同署のホームページや啓発チラシ、パンフレットなどに使われていく予定。

 土山しげるさんは、NHKBSプレミアムでドラマ化された「勤番グルメ ブシメシ!」など、グルメ系を中心に数々の作品を手掛ける著名なマンガ家。

 きっかけは、1月に鶴見安全運転管理者会の八木敏夫会長と土山しげるさんが知り合ったこと。2人は意気投合し、八木会長が「ぜひマスコットを作ってほしい」と願い出た。

 「鶴見警察署にはマスコットが無かった。会長を引退するということもあり、何か残したいと思っていた」と八木会長。

 マスコットは、擬人化され、警察官の装いに身を包んだ男女の鶴がイメージ。

 土山さんは「鶴はもう少し黒い部分が多いが、あまり黒いと泥棒みたいになってしまう。羽をどの部分に使うかも悩んだ」と作成にあたってのこだわりを話す。

 名前は署員にアンケートを取り、「かける」君と「まい」ちゃんに決定された。大空を高く翔け巡り、優雅に舞う鶴をイメージし、強くて優しい警察でありたいという願いが込められている。

 マスコットは今後、主に広報活動などに使われ、いずれは着ぐるみなどの作成も検討中という。

 増田勝前署長は、「このマスコットを見れば一目で鶴見警察署だと分かる。より親しみを持ってもらえるだろうし、文字だけでは伝わり辛い部分があったのでありがたい」と喜んだ。

鶴見警察署のマスコット「かける」君と「まい」ちゃん

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