長距離砲・エンカーナシオンがランニング本塁打!

【インディアンス6-0エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

ア・リーグ中部地区の優勝筆頭候補と目されながら、マリナーズとの開幕シリーズを1勝2敗の負け越しで終えたインディアンスは、今日から敵地アナハイムでエンゼルスとの3連戦。先発のマイク・クレビンジャーが6回途中まで無失点と試合を作り、その後を継いだ4人のリリーバーが無失点リレーを展開すると、打線もエドウィン・エンカーナシオンのランニング本塁打を含む3本塁打などで着実に加点し、アスレチックスを相手に3勝1敗の好スタートを切ったエンゼルスに6対0で快勝した。

誰もが驚くランニング本塁打が飛び出したのは2回表だった。一死走者なしの場面でエンカーナシオンが高めに浮いた速球を捉えると、大きな放物線を描いた打球は左翼ポール下のフェンスに直撃。エンゼルスの左翼手、ジャスティン・アップトンはファウルと勘違いしたのか、外野を転々とするボールをなかなか追い始めなかったが、その間にもエンカーナシオンは巨体を揺らして全力疾走。それに気付いたアップトンが慌ててボールを拾い、内野へ送球したものの、時すでに遅しだった。なお、Statcastの計測によると、エンカーナシオンがダイヤモンド一周に要した時間は18.86秒。これはStatcast導入後のランニング本塁打では、2016年5月のライアン・ジマーマン(ナショナルズ)に次いで2番目に遅い記録だったという。

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