F1、2018年シーズン最初のファンイベントを中国GPの週末に上海で開催すると発表

 F1は、2018年最初のF1ファンフェスティバルを、4月13日から15日まで中国の上海で開催することを発表した。

 ハイネケンが提供するこのファンイベントは、F1各チームとドライバーが2018年F1世界選手権第3戦を上海インターナショナルサーキットで戦うちょうどその時期に、グランプリレースの興奮と熱狂を上海市の中心にもたらすものとなる。

 ハイネケンF1上海フェスティバルは、F1体験を楽しめるこれまでにはなかったイベントとして、上海市内の有名な2カ所のスペースで行なわれる。

 そのうち静安ケリー・センターでは、イベントを後援するF1のグローバルパートナー各社によるさまざまな施策を通して、来場者は上海F1フェスティバルを楽しむことができるという。後援企業にはタイトルパートナーを兼ねるハイネケンのほかにDHL、ピレリ、エミレーツ航空が名を連ね、さらにペトロナスもオフィシャルスポンサーとして加わる。

 イベントは13日(金)の午後4時から午後10時までと、14日(土)と15日(日)のそれぞれ午前10時から午後10時まで開催される。オープニングセレモニーは13日(金)午後4時半から。1969年、1971年、1973年にF1世界チャンピオンを獲得し、現在はハイネケンのアンバサダーを務めるジャッキー・スチュワートと、2016年の王者であるニコ・ロズベルグのふたりが出席する予定だ。

 ステージ上でも多くのパフォーマンスやDJたちがパフォーマンスを行なうという。受賞経験をもつミュージシャンで、俳優、プロデューサー、イベントやミュージックショーのホストでもあるジェフ・カンの他、アーミン・ヴァン・ブーレンが金曜夜のハイネケン・ステージでヘッドライナーを務め、アンジェラ・チャンのパフォーマンスも土曜夜に行われる。

 さらに、ルノー、ピレリ、上海インターナショナルサーキットがショーカーを展示する。グランプリレースも大型スクリーンで放映され、パドックの様子も生中継される予定だ。

 またeスポーツ専用エリアも設けられ、F1のレーシング・シミュレーターが設置される。ファンはF1シングルシーターを走らせる感覚を、バーチャルで味わうことが可能となる。

 F1のイベント責任者を務めるアレクサンダー・モリーナは、「2018年最初のF1フェスティバルを上海で開催できることを大変光栄に思っている。中国のなかでも上海のように多くの人が訪れる都市では、F1に対する関心も驚くほど高まる可能性がある」と述べ、さらに以下のように続けた。

「上海の人々は、2018年のF1第3戦ハイネケン中国GPをユニークな方法で楽しむことになる。そして、モータースポーツの頂点としてのF1を特徴づける熱狂が、どのようなものであるかを実感することになるだろう」

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