五輪対策など体制強化 神奈川県警、新年度で組織再編

 神奈川県警は2日、2018年度の組織再編で新設した部署の発足式を開いた。

 20年の東京五輪・パラリンピックの円滑な実施に向け、警備部に65人体制で新設された「オリンピック・パラリンピック対策課」では、野崎剛志課長が「困難で長期にわたる警備となるが、任務の完遂に向けて一丸となって取り組む」と決意表明。テロ対策や安全・円滑な交通、輸送環境の確保などの任務に万全を期す。

 警務課には、従来の採用係と任用係を統合して「採用センター」を新設。人口減で売り手市場が続く中、治安確保の最前線に立つ優秀かつ意欲的な人材発掘に力を入れる。同センターの小澤伸一所長は「優れた人材の確保が県民の安全・安心につながることを肝に銘じ、まい進する」とあいさつした。

 このほか、運転免許本部の組織を「運転免許課」と「運転教育課」に再編。各種手続きの利便性向上や、高齢ドライバー対策などに効率的に取り組む体制を整えた。

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