連発からの連発 ブリュワーズが歴史的なサヨナラ勝ち

【カージナルス4-5xブリュワーズ】@ミラー・パーク

カージナルスのデクスター・ファウラーとトミー・ファムが初回先頭から二者連続で本塁打を放つド派手な幕開けとなった日本時間4月4日のカージナルス対ブリュワーズの一戦。終始カージナルスがリードした状態で試合は進んだが、ドラマチックな結末が待っていた。ブリュワーズは1点ビハインドの9回二死走者なしからクリスチャン・イェリッチとライアン・ブラウンが二者連続で本塁打を放ってサヨナラ勝ち。二者連続本塁打で始まった試合が二者連続本塁打で終わったのは、メジャー史上初めてのことだった。

イェリッチの同点弾で球場中がざわめくなか、ブラウンが初球を振り抜くと打球は左中間スタンドへ消えていった。「まだバッティング・グローブを付けたままだったよ」と話したイェリッチは「なんて結末なんだ!」と興奮を隠せなかった。カージナルスが3回までに4点を奪い、先発のジャック・フラハティも5回9奪三振1失点の好投。ブリュワーズにとっては敗色濃厚の試合であり、ブラウンは「4点をリードされたときは、7~8点のビハインドを背負っているような感覚だったよ」と本音を漏らしたが、カージナルスのリリーフ陣を攻め、歴史的なサヨナラ勝ちを成し遂げた。開幕5試合で4勝1敗。シーズンはまだ始まったばかりだが、2018年は「ブリュワーズの年」になりそうな気配が漂ってきた。

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