エース・ハメルズが5回11奪三振の力投で今季初勝利

【レンジャーズ4-1アスレチックス】@オークランド・コロシアム

レンジャーズの首脳陣はスプリング・トレーニングでエース左腕のコール・ハメルズにある情報を伝えていた。それは「チェンジアップがハメルズのベストピッチである」ということだ。開幕戦では6回途中3失点で負け投手となったハメルズだが、この日はチェンジアップを有効に使いながら5イニングで11個の三振を奪い、1失点の好投。チームを勝利に導くとともに、自身の今季初勝利をマークした。

ハメルズは5イニングで11奪三振を記録したが、これは投球イニング数が5イニング以下の先発投手としては1979年のヘンリー・ジョンソンと1986年のボビー・ウィットによる10奪三振を上回る球団新記録。ハメルズにとっても5イニング以下で11奪三振は自己最多の数字となった。「(女房役の)ロビンソン・チリーノスとの打ち合わせで決めたゲームプランが上手くハマった」と試合を振り返ったハメルズだが、この日はチェンジアップが有効に機能。21球のチェンジアップで8つの空振りを奪い、ジェフ・バニスター監督は「チェンジアップが相手打者の打撃を崩していたね」と評価した。アスレチックスのチャド・ピンダーも「今日はチェンジアップが本当に良かった」とお手上げ。ハメルズが好投するなか、レンジャーズはルーグネッド・オドーアのタイムリーやジョーイ・ギャロの2号ソロなどで着実に得点し、連敗を3でストップさせた。

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