鹿島アントラーズは3日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第5節で上海申花(中国)とアウェイで対戦した。
13分、28分と立て続けに失点を喫し、序盤から苦しい立場に立たされた鹿島。しかし後半に入ると、58分に鈴木優磨の今季初ゴールで1点を返す。さらに63分、その鈴木優磨のクロスに、レアンドロが合わせ同点に。試合はこのまま2-2で終了のホイッスルを迎え、敵地で意地を見せた鹿島が最終節を残して3位との勝ち点差を「4」に広げ、決勝トーナメント進出を決めている。
試合後、インタビューに応じた鹿島の大岩剛監督は「前半は会場の雰囲気も相まって、上海申花のアグレッシブな姿勢に押され気味になり、セットプレイから2失点を喫してしまった。ハーフタイムにスイッチを入れて、自分たちがやるべきことをしっかりとやってくれた結果、後半に同点に追い付くことができた。選手は非常に感謝しているし、最大限の評価をしたい」とコメント。クラブの公式サイトが伝えている。
そして、1ゴール1アシストを記録した鈴木優磨を「得点もアシストも含めてだが、特に守備でスイッチを入れるアグレッシブさを相手が嫌がっているのは手に取るように分かった。そこを評価したい。そのご褒美が1得点1アシストだと思う。チームのために守備を怠らず、チェイスを続けたことを高く評価したい」と絶賛。
その鈴木優磨は、ゴールシーンを「あのようなボールが来ればいいと思っていて実際に来た。そういう場所にいることが、FWにとっては大事だと思う。1点を取れば相手は慌てると思っていた」と振り返りつつ「グループステージを突破したけど、課題の多い試合。もっとやらないといけないし、満足してはいけない。グループステージ突破は最低限」とさらなる飛躍を誓っている。
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