オルレ南島原の魅力発信 フォトコンテスト、井上さん(福岡)グランプリ

 長崎県南島原市が九州オルレ南島原コース(口之津町、10・5キロ)をテーマに実施したフォトコンテストで、福岡県八女市の市臨時職員、井上洋さん(65)の作品「う~み~」がグランプリに輝いた。
 オルレは韓国・済州島発祥のトレッキングで、方言で「家に帰る細い道」の意味。九州に計21コースあり、南島原コースは早崎半島で畑や山、海を眺めて巡る。コンテストは、同コースの新たな魅力を写真を通じ発掘、発信しようと市が初めて企画。昨年5月~今年1月に計74点が寄せられ、市職員3人が審査した。
 井上さんの作品は、昨年11月に八女から一緒に来たオルレ仲間の女性2人が同コースの海岸で「海ー!」と叫ぶ様子を撮影。内陸に暮らす3人は、普段は見る機会が少ない海の雄大さに思わず興奮して叫んでしまったという。八女コースでガイドを務め、自然豊かなオルレが大好きという井上さん。「受賞できてうれしい。南島原コースは特にお気に入りで、また何回も訪れたい」と話した。
 応募作はコンテストの公式フェイスブックで公開している。
 他の入賞者は次の通り。(敬称略)
 ▽準グランプリ 森山さち(鹿児島県出水市)下田明(福岡市)開浩一(諫早市)
 ▽入賞 楠田真典、山本健一郎、草野俊彦、小田原孝幸、藤井博、吉田智子、栗原雄二、片山徹也、田中智子、林川久

グランプリに輝いた井上さんの作品「う~み~」(南島原市提供)

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