桜彩る春の里山 家族連れら満喫

 桜が咲き誇る里山で手作り料理を味わうなどして、春を満喫するイベントが1日、南足柄市大雄町の「花咲く里山」で行われ、市内外の家族連れなど約30人が参加した。

 農業体験などを進めている市民団体「ikisato(イキサト)」(越前彬代表)が主催。森林の枝打ちや間引きをすることで里山の環境が守られることを伝えた上で、間伐材のスギなどを燃料としてピザなどを作った。バウムクーヘン作りでは、竹に生地を塗りながら焼き重ねていくと、子どもたちから歓声が上がった。

 散り際を迎えた大雄紅桜の花吹雪や満開のシダレザクラが、イベント会場を華やかに演出。越前さんは「桜がきれいなこの時期の雰囲気を味わってほしかった。自然豊かなこういう里山を残してほしい、と思ってもらえたら」と話していた。

 5月下旬には田植え体験の開催も予定している。

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