今季マンチェスター・ユナイテッドで活躍しているMFジェシー・リンガードは、このままの調子を維持すれば2018ロシアワールドカップを戦うイングランド代表に選出されるだろう。マンUでは主にトップ下の位置で機能しており、代表でも同様の働きに期待がかかる。
しかし、トップ下の位置ではトッテナムMFデル・アリもいる。今季のデル・アリは一貫性を欠いているとの批判もあるが、先日のチェルシー戦では2得点を記録するなど21歳とは思えぬ輝きを放っている。また最前線のFWハリー・ケインとアリは同じトッテナムでプレイしていることもあり、互いをよく理解している。これもデル・アリの強みだ。
英『BBC』によると、解説を務めるガース・クルックス氏はリンガードとアリの同時起用は難しく、以前のスティーブン・ジェラードとフランク・ランパードの関係を思わせるところがあるとコメントしている。
「現在の調子ならリンガードはW杯でイングランド代表のスタメンに入るべきだ。前回のスウォンジー戦ではリンガードが全てのゴールに絡んでいた。サウスゲートはリンガードとアリを同時起用できるだろうか?それともジェラードとランパードのようになるのか?」
ジェラードとランパードはどちらもワールドクラスの選手だったが、代表での同時起用はなかなか機能しないと言われてきた。この2人とリンガード、アリを比較するのはレベルが異なるかもしれないが、サウスゲートにとって頭を悩ませる問題になるかもしれない。これまでサウスゲートは親善試合を活かして様々な選手、システムを試しているが、ロシアで結果を出すための答えは見えているのか。
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