コービンの快投でDバックスがドジャース3連戦をスイープ!

【ドジャース0-3ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は早い段階から「今日のコービンはノーヒッター級のピッチングをする」と感じ、投手コーチのマイク・ブッチャーとベンチコーチのジェリー・ナーロンにそのことを伝えていたという。結果的に、ロブロの直感は間違っていなかった。パトリック・コービンはドジャース打線を8回途中までわずか1安打に封じ、自己最多の12奪三振をマークする快投を見せたのだ。ロブロは「今日はコービンに尽きるよ」と好投した先発左腕をべた褒め。ダイヤモンドバックスはドジャースとの今季初対戦(3連戦)をスイープし、これで昨年8月末から3カード連続の直接対決スイープとなった。

今日のコービンは立ち上がりから絶好調で、5回表二死からマット・ケンプに二塁打を浴びるまで打者14人をパーフェクト。その後も勢いは衰えず、8回表一死からケンプに四球を与えたところで降板するまで、ドジャース打線をわずか1安打、無得点に封じてみせた。ロブロは「コービンはすべてのボールを正確に投げることができていた。捕手のジェフ・マシスとともに良いリズムを作っていたね。本当に素晴らしいピッチングだったよ」とコービンの快投を絶賛。コービン自身も「今日はすべてが上手くいった」と満足げに話していた。

ドジャースのリードオフマンであるクリス・テイラーは「スライダーを打つのは難しかった。彼は良いコースにスライダーを投げていたし、ストライクからボールになるスライダーを振らせていた。あのスライダーのおかげで速球も効果的だったね」とお手上げ状態。ポール・ゴールドシュミットは同僚左腕の好投について「今まで見たなかで最高のピッチングの一つじゃないかな」と語った。

コービンは打席でも2打数2安打の活躍を見せ、ケテル・マーテイのタイムリーで3点目のホームを踏んだ。3回までに3点のリードを奪ったダイヤモンドバックスは、8回表一死からアーチー・ブラッドリー、9回表にはブラッド・ボックスバーガーを投入する必勝リレーでリードを守り抜き、3対0で快勝。ドジャース3連戦をスイープし、開幕6試合で5勝1敗という好スタートを切った。

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