浦和レッズは4日、YBCルヴァンカップのグループステージ第3節でサンフレッチェ広島と対戦。大槻毅暫定監督の初陣となったが、90分間通してゴールを奪うことができず、スコアレスドロー決着となった。
試合後、インタビューに応じた大槻暫定監督は「勝ち点3を取れなかったのは残念だが、勝ち点ゼロでなくて良かった。ゴール前のシーンがお互いにあって、もう少し質のところや最後のところが出れば良かったが、またがんばって進みたいと思う」とコメント。クラブの公式サイトが伝えている。
そして、質疑応答の際にはこの一戦で大幅に変更した「選手起用」について聞かれると、「試合前のミーティングでも選手に話をしたが基準は3つ。ひとつはフレッシュな選手を使いたい。心も身体もフレッシュな選手を見たかったという点。もうひとつは、野心を持った選手を使いたいということを伝えた。レッズに来て、自分がプレイをしたい、プレイを見てもらいたい、チームに貢献したいというのは誰なのかというところ。3つ目に関しては、責任を負ってもらうということをしっかりと話しました。この3つの基準で今日の18人を連れてきた」と明かしつつ「この中で、質の部分とかは別として、しっかり走ろうというのが見えたのは非常に良かった」と評価した。
さらに「監督が替わって、次に誰が来るかは分からないが、前の基準と少し違う方がやると思うので、同じ選手がいい評価を受けるかどうかはわからない」と述べた上で「僕はいい選手の基準というのは、チームに貢献できる選手だと思っている。足が速いとか、点が取れるとかもありますけど、雰囲気をつくれたり、きちんと振る舞いができたり、いろいろなものに対してしっかりとしたことができるのがいい選手だと思う。今日も本当に、みんないい雰囲気だったので、そういうことが続けばいいかな」と話している。
浦和の次戦は、7日に行われる明治安田生命J1リーグ第6節のベガルタ仙台戦だ。この一戦でリーグ戦、そして新体制での初勝利を挙げることができるのか。
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