好投のエースをモリーナが援護 カージナルス快勝

【カージナルス6-0ブリュワーズ】@ミラー・パーク

前日の試合で1点リードの9回裏二死から連続本塁打を浴びてサヨナラ負けを喫する屈辱を味わったカージナルスは、シリーズ勝ち越しをかけてエースのカルロス・マルティネスが先発のマウンドに上がった。マルティネスは期待に応え、2回裏から7回裏にかけて打者16人をパーフェクトに抑えるなど、9回途中まで4安打10奪三振無失点の好投を披露。エースの好投を引き出した女房役のヤディアー・モリーナは4回表の3号ソロ、6回表の犠牲フライで2打点を叩き出してエースを援護し、カージナルスはブリュワーズ3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。

9回裏一死一塁から味方の失策でピンチが広がったところで降板となり、惜しくも完封を逃したC.マルティネスだったが、エースの名に恥じない見事なピッチングだった。開幕戦では6四球と大荒れで敗戦投手となったものの、この日は内野ゴロと奪三振を量産する本来のピッチングが冴えわたり、9回途中まで無失点。最後は2番手のサム・トゥイバイララが一死満塁のピンチを併殺打で凌ぎ、今季チーム初の完封リレーを完成させた。打線はマーセル・オズーナのタイムリー、モリーナの3号ソロなどで4回までに4点のリードを奪い、6回表にはモリーナの犠牲フライなどで2点を追加。好投を続けるエースをしっかり援護した。カージナルスは同地区ライバルとの3連戦に勝ち越し、今季の成績を3勝3敗の五分に戻して明日の本拠地開幕戦を迎えることになった。

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