津久井中央RC 「津久井を桜の名所に」 地元児童らと60本を植樹 相模原市緑区

RC会員の他、多くの子どもも参加

 津久井中央ロータリークラブ(RC、森田正紀会長)は2月から3月にかけて、津久井各所で桜の記念植樹を行った。「郷土の誇り尾崎咢堂がワシントンポトマック河畔に3千本の桜を寄贈するなど津久井と桜は縁が深い。津久井を桜の名所に出来れば」と期待する。

 津久井を代表する観光資源である津久井湖と城山の周辺には、県立公園が整備され現在、ソメイヨシノやヤマザクラ、八重桜などおよそ200本が植樹。桜の名所として広く親しまれ、春の観光の目玉となっている。しかし、この桜は植樹から50年ほどが経ち、寿命が近いものや病菌で腐食されたものが多く見られる。今回の事業は会員の中から「子どもたちに桜の植樹を経験させることで、郷土に対する愛情を深め、次世代に桜の名所として引き継ぎたい」と声があがり実施したものだ。

 植樹は2月から3月にかけて3回実施。津久井湖観光センター周辺に2本のしだれ桜、観光センターからパークセンターまでの展望道路周辺に26本のソメイヨシノ、中野山にしだれ桜8本とソメイヨシノ24本の計60本を植樹した。植樹した場所には記念プレートを設置している。今後は他団体とも連携して植樹を行い、桜の本数を増やしていく予定だ。

 森田会長は「公園協会、観光協会、1千本桜の会、まちづくり協議会、中野山林管理委員会など多くのご協力を頂きました。植樹には根小屋小児童ら延べ210人余りの方に参加頂き、中でも7割が子どもだったのは嬉しく思います。今後も地域連携を密にして、次の世代に津久井の魅力を伝えて行ければ」と話した。

 なお、2月22日には中野小の卒業生と、同校の校庭に卒業記念としてしだれ桜を植樹し、タイムカプセルを寄贈した。

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