県AED管理ばらつき 統一基準なく整備急務

県企業局に設置されているAED。県監査委員は県で統一したルールづくりを求める=5日午前、宮崎市旭1丁目

 県施設に多く設置されている自動体外式除細動器(AED)に統一した設置基準がなく、日常点検や講習の受講状況にばらつきがあることが5日、県監査委員の行政監査で分かった。1日1回必要な日常点検を実施している割合が4分の1にとどまるなど、「(管理などが)それぞれの判断で行われ、必ずしも十分ではない状況」と同委員。県として調達や管理などに統一したルールを設ける必要性を指摘する。

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