新燃岳噴煙8000メートル 11日ぶり爆発

噴煙を上げる霧島連山・新燃岳=5日午前3時48分、鹿児島県霧島市から

 霧島連山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)は5日午前3時31分、11日ぶりに爆発的噴火が起きた。気象庁によると、噴煙は5千メートルに達した。その後も噴火は続き、気象衛星データの解析では約8千メートルまで上がったと推定され、3月以降の噴火では最も高くまで達した。灰は小林市と高原町の一部で多量に降ったほか、宮崎市や門川町でも確認されるなど広範囲に及んだ。南東側ではごく小規模な火砕流が約800メートル流れ下った。噴火は約4時間後に停止したとみられる。

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