川崎信金と産総研が中小支援で協定

 川崎信用金庫と県立産業技術総合研究所(KISTEC)は5日、川崎、横浜市内などの中小企業の技術連携・経営基盤強化を支援しようと、業務提携に関する協定を海老名市内の同研究所で締結した。

 協定書を交換した同研究所の馬来(まき)義弘理事長は「川崎モデルと呼ばれる川崎市の中小企業支援策に早くから関わっている川崎信金との連携は長年の念願だった。必ず結果を出せると期待している」。草壁悟朗・同信金理事長も「中小企業に対して金融支援だけではなく、技術や生産、製造に近いところで提案ができるようになり、地域へより一層貢献できる」と応じた。

 協定では、中小企業の技術・事業化、企業間連携の支援、産学連携や知的財産活用支援を行う。まず6月に横浜で県内8信金が開くビジネスマッチングにKISTECも後援し、技術マッチングを支援するという。

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