ロッキーズが守り勝ち パドレスとの接戦を制す

【ロッキーズ3-1パドレス】@ペトコ・パーク

強打のチームという印象が強いロッキーズだが、ノーラン・アレナード、DJレメイヒュー、ヘラルド・パーラと各ポジションにゴールドグラブ賞経験者を揃えたディフェンス面もハイレベルである。日本時間4月6日のパドレス戦では、6回無失点の好投を見せた先発のタイラー・アンダーソンらをバックが好守で盛り立て、9回表に3点をもぎ取って勝利を収めた。ロッキーズ打線はパドレス投手陣の前にわずか4安打に封じられており、まさに「守り勝ち」と呼ぶに相応しい試合展開だった。

先発のアンダーソンはバックの好守に助けられながら、順調にアウトを積み重ねていった。2回裏はトレバー・ストーリーがフレディ・ギャルビスのショートライナーを好捕し、3回裏にはアレナードがオースティン・ヘッジスの三塁線を襲うライナーを見事にダイビングキャッチ。7回裏、アンダーソンが先頭のハンター・レンフローにヒットを浴びて降板すると、2番手のアダム・オッタビーノがギャルビスにライト前ヒットを打たれたものの、パーラが打球をショートバウンドで押さえて素早く三塁へ送球し、一塁走者のレンフローをアウトにする好プレイもあった。ロッキーズのバド・ブラック監督は「レメイヒューやアレナードがゴールドグラブ賞を受賞しているのは決して偶然ではないんだよ」と誇らしげに話していた。

打線は9回表にパドレスのクローザー、ブラッド・ハンドから2四球とエラーで無死満塁のチャンスを作り、一死後にライアン・マクマーンが押し出し四球を選んで先制。二死後、レメイヒューがライトへのタイムリーを放ってリードを3点に広げた。

9回裏は守護神ウェイド・デービスの登場。先頭のマニュエル・マーゴに1号ソロを浴びて今季初失点を喫したものの、ホゼ・ピレラをショートゴロ、エリック・ホズマーを空振り三振、レンフローを見逃し三振に抑え、今季4セーブ目をマークした。

貴重な押し出し四球を選んだマクマーンは「これまでほとんどチームに貢献できていなかった。チームの勝利に貢献できて良かったよ。良い形で本拠地開幕戦を迎えられるね」と嬉しそうに話していた。

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