ラミレスが勝負強さを発揮 レッドソックス6連勝

【レイズ2-3xレッドソックス(延長12回)】@フェンウェイ・パーク

ハンリー・ラミレスが「今までプレイしたなかで一番寒かったと思うよ」と語ったコンディションのなかで行われたレッドソックスの本拠地開幕戦は、ゼロ行進が続いたあと、8回表にレイズに先制を許す苦しい展開となった。しかし、2日前のマーリンズ戦で延長13回に決勝打を放ったラミレスが、この試合でも勝負強さを発揮。9回裏に反撃開始のタイムリーを放つと、12回裏一死満塁のチャンスでは初球を右中間へ弾き返し、本拠地フェンウェイ・パークにつめかけた3万6000人を超えるファンに劇的なサヨナラ勝ちをプレゼントした。

サヨナラ打を放ったラミレスは「ファンの存在が、僕を試合に集中させ続けてくれた。こんなに寒いのに、最後まで残ってくれたんだからね。勝てたことによって、ファンも僕たちも良い気持ちになれたと思うよ」とファンへの感謝を口にした。レッドソックスは先発のデービッド・プライスが7回無失点と好投した一方で、メジャー初先発のヨニー・チリーノスを攻略できず、試合はスコアレスのまま8回へ。8回表に2番手のカーソン・スミスがマット・ダフィーに手痛い一発を浴びたものの、9回裏にラミレスとザンダー・ボガーツのタイムリーで追い付き、12回裏にラミレスが試合を決めた。レッドソックスはこれで開幕戦に敗れたあと、破竹の6連勝。一方のレイズは開幕戦勝利のあと、泥沼の6連敗となった。

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