レスターが6回無失点の好投 打線も8得点でカブスが完勝

【カブス 8-0 ブリュワーズ】@ミラー・パーク

待ちに待ったカブスのエースの今季初勝利は敵地・ミラー・パークで行われているブリュワーズ戦で訪れた。日本時間4月6日の試合で今季2度目の先発登板となったジョン・レスターは6回3安打無失点と好投し、打線も2桁13安打8得点と爆発し、アウェイの試合でブリュワーズを圧倒した。

レスターは開幕投手を任された前回登板のマーリンズ戦で制球が定まらず4回途中4失点と勝敗こそつかなかったが、先発としては不本意な成績に終わっていた。今季初勝利を狙った今回のブリュワーズ戦では初回に2死から3番打者のライアン・ブラウンへの四球をきっかけに2死二塁のピンチを招くが後続を抑えて上々の立ち上がりをみせた。その後も走者こそ背負うものの、武器のフォーシームやチェンジアップらを駆使しブリュワーズ打線に的を絞らせず、投球回を増やしていく。6回裏の最後の投球では2死からブラウンに二塁打を浴びて初回と同様の状況になるも次打者のトラビス・ショーを見逃し三振に抑えてマウンドを譲った。

一方でエースを援護したいカブス打線は2回表、先頭打者のウィルソン・コントレラスのヒットで出塁したのをきっかけに1死一・三塁のチャンスをつくるとハビアー・バイエズが相手先発、ブレント・スーターのフォーシームをセンターへと運び2点を先制。その後は相手のミスやアディソン・ラッセルの二塁打などで7回終了時までに5対0と試合の主導権を握った。8回表にはベン・ゾブリストのタイムリー、そして守備から途中出場となったジェイソン・ヘイワードが9回表に勝利を決定づける一発を放ち、カブスは8対0と快勝した。

本拠地で勝利を目指したブリュワーズだったが、先発のスーターが5回5失点と試合をつくることができず、打線もヘスス・アギラルが3安打と奮起したが終わってみれば打線はわずかに4安打と寂しい結果となった。また、昨年の守護神であるコリー・クネーベルが4番手として登板するものの、途中で左太ももを負傷する不運に見舞われた。今後はMRI検査を受けて故障の程度が明らかになるという。

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