地元色豊か新たに18点 湘南ひらつか名産・特産品見直し

 地場産品などを使った「湘南ひらつか名産品・特産品」が5年ぶりに見直され、新たに食品や和菓子など名産品15点、野菜などの特産品3点を加えた計46点が認定された。期間は2023年3月末まで。

 「名産品・特産品」は、市が平塚を代表する食品加工品、工芸品などとして認定する制度。1985年にスタートし、今回が7度目の認定。学識経験者や生産者・生産関係者らで構成する「湘南ひらつか名産品選定委員会」(常盤卓嗣委員長・平塚商工会議所会頭)が選んでいる。

 今回は、原料に地場産品の使用や1次産業振興への寄与、6次産業化や産業間連携ネットワークの利用など、地元色の強い商品などが選ばれた。事業者育成の観点から、1事業者1品に限定するなど変更もされた。

 同委員会がことし1月に厳選し、名産品には、社会福祉法人進和学園の「湘南みかんぱん」、包装紙デザインを福祉施設に依頼した菓子店・ビスキュイテリ・マ・コピーヌの「ひらつかリンツァー」などが新たに入った。特産品では県内屈指の漁獲量を誇る「湘南しらす」などが加わった。

 落合克宏市長は「地域に対して作り手の思いが込められ、幅広い世代に愛されるものがそろった。市内外のあらゆる機会に普及・宣伝し、地場産業の振興に貢献したい」と話した。

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