オリオールズが7回に一挙5得点 田中は今季初黒星

【オリオールズ5-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

ヤンキースの先発・田中将大の前に6回まで無得点に封じられていたオリオールズ打線が、7回表に突如として爆発した。先頭のジョナサン・スコープがヒットで出塁すると、続くアダム・ジョーンズがスライダーを捉えて3号逆転ツーラン。一死後にティム・ベッカムがライト前ヒットを放ち、田中をマウンドから引きずり下ろした。その後もオリオールズは攻撃の手を緩めず、代わったチャド・グリーンからアンソニー・サンタンダーがタイムリー二塁打、トレイ・マンシーニが2点タイムリーを放ち、一挙5得点のビッグイニングに。7回裏にマイケル・ギブンズが1点を返されたものの、ダレン・オデイとブラッド・ブラックがヤンキースの反撃を封じ、オリオールズが5対2で勝利を収めた。

「良いスタートを切ったね」とバック・ショウォルター監督が語るのは、チームの中心選手であるジョーンズ。この試合では田中から貴重な逆転ツーランを放ち、今季のチーム6本塁打のうち3本塁打はジョーンズが放ったものである。しかも3本塁打すべてが6回以降に飛び出しており、試合を左右する重要な一発が多いのも特徴だ。ジョーンズは「僕がホームランを打ったあとに打線がつながったのが大きかった。一旦ランナーがいなくなったのに、そこから3点を追加したんだからね」と自身の本塁打以降の自軍の攻撃を評価。7回裏に1点を返されたことを考えると、これらの追加点は非常に大きかった。開幕戦に勝利したあと、泥沼の5連敗を喫していたオリオールズだが、見事な逆転勝ちで連敗をストップ。ここから上昇気流に乗っていきたいところだ。

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