ふかわりょうをゲストに迎えたカラヤン生誕110年記念トークイベントが銀座で開催。「小学生の頃からカラヤンという人物は知っていた。それほどの存在感があった」

20世紀最大の指揮者であるヘルベルト・フォン・カラヤンの生誕110年を記念し、彼の誕生日である4月5日に、クラシックにも造詣の深いタレントのふかわりょうをゲストに迎え、銀座山野楽器本店でトークイベントが開催された。

会場は、カラヤンの貴重な資料や懐かしい写真の数々が飾られた「ヘルベルト・フォン・カラヤン パネル展」が行われている中に設けられた舞台で、熱狂的なカラヤン・ファンからふかわりょうの女性ファンを中心とした約100名が駆けつけた。

イベントは19時に開演。この季節にぴったりなシュトラウスの「春の声」が流れる中、音楽ジャーナリストの田中泰が登場。「110年という中途半端な年にも関わらず、こういったイベントやパネル展が催されるあたりが、カラヤンのすごさ!というのを感じます」と挨拶した後、タレントのふかわりょうがゲストとして登場した。

今なお愛されるカラヤンの魅力について、ふかわりょうは「子供の頃は、指揮なんて誰がやっても同じと思っていたが、大人になるにつれ指揮者によって演奏が変わる、これはとんでもないことだ」という事に気付かされたという。さらに、「指揮者というものを意識していなかった小学生の頃からカラヤンという人物は知っていた。それほどの存在感があった」と当時の様子を語った。

また、「カラヤンの演奏の特徴は、ちょっとテンポが速い!」という事で、3月7日に発売されたベスト盤『パッヘルベルのカノン~カラヤン超定番ベストPREMIUM』から〈パッヘルベルのカノン〉をとりあげ、試聴が行われた。続けてカラヤンの特徴がよく表されている有名曲としてベートーヴェンの〈交響曲第5番「運命」から第1楽章〉が流され、会場はカラヤンの流麗な抒情美あふれる演奏に包まれた。

最後に、「この機会に、是非カラヤンの音にふれてほしい」とふかわりょうがメッセージ。
チャイコフスキーの「花のワルツ」が流れる中、イベントは大盛況のうちに終了した。

ふかわりょうは、2012年からNHK-FM「きらクラ!」でチェリストの遠藤真理と共にパーソナリティを務めるなど、クラシック音楽との造詣も深いことで知られている。

また、山野楽器銀座店では引き続き、4月5日を含む4日間で世界初公開写真を含むパネル展「ヘルベルト・フォン・カラヤン パネル展」が特別開催中。

■カラヤン生誕110年記念『ヘルベルト・フォン・カラヤン パネル展』

日時:4/6(金)、4/14(土)、4/15(日) 10:30~20:00
会場:銀座山野楽器 本店7F イベントスペースJamSpot
入場無料(観覧自由)

■リリース情報

ヘルベルト・フォン・カラヤン『パッヘルベルのカノン~カラヤン超定番ベストPREMIUM』
発売日:2018年03月07日
価格:2,160円(税込)
品番:UCCG-90744/5
CD購入はこちら
iTunes
Spotify

© ユニバーサル ミュージック合同会社