レイが5四球出しながら6回1失点の力投 平野はホールドを記録

【ダイヤモンドバックス3-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

4万6000人を超える大観衆が詰めかけたカージナルスの本拠地開幕戦。ダイヤモンドバックス先発のロビー・レイは、昨年7月にこの球場での試合で頭部に打球が直撃するアクシデントに見舞われ、およそ1ヶ月にわたって戦列を離れることになってしまったが、「あれは過去に起こったことであり、自分のなかではもう終わったことだよ」と本人が語るように、レイのピッチングには全く影響を与えなかった。5つの四球を与え、6イニングを投げ切るのに98球を要したものの、カージナルス打線をわずか2安打に抑える一方で9つの三振を奪う力投。レイの後を継いだリリーフ陣もカージナルス打線を完璧に抑え、ダイヤモンドバックスは4連勝となった。

ダイヤモンドバックスは今季初登板となったカージナルス先発のアダム・ウェインライトの立ち上がりを攻め、2回表に一死満塁のチャンスを作ってレイの犠牲フライとデービッド・ペラルタのタイムリーで2点を先制。4回表にはペラルタが再びタイムリー二塁打を放ち、リードを3点に広げた。

レイは4回裏に2つの四球で一死一、二塁のピンチを背負い、ヤディアー・モリーナにタイムリー二塁打を浴びて1点を返されたものの、ポール・デヨングを見逃し三振、ヤイロ・ムニョスを空振り三振に抑えてピンチを脱出。5回裏と6回裏は先頭打者を四球で歩かせたが、後続をしっかり抑え、6イニングを投げ切った。

7回裏は平野佳寿がマウンドに上がり、デヨングを空振り三振、ムニョスをショートゴロ、代打のグレッグ・ガルシアをキャッチャーフライに抑える好投。その後はアンドリュー・チェイフィン、アーチー・ブラッドリー、ブラッド・ボックスバーガーのリレーでリードを守り抜いた。

6勝1敗の好スタートを切ったトーリ・ロブロ監督は「ブルペンは今季の成功のカギを握る部分の一つだ。彼らは今のところ、非常に素晴らしい仕事をしてくれている」と終盤の3イニングを完璧に抑えたリリーフ投手陣の働きを絶賛。2点リードの7回裏を三者凡退に抑えた平野には今季2ホールド目が記録された。

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