元プロ投手、新たな道 県警察学校が入校式 

入校式で宣誓文を読み上げる大田原巡査=6日午前、宮崎市・県警察学校

 県警察学校(都原誠一校長)に6日、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの元投手、大田原隆太巡査(30)=都城市出身=が初任科生として入校した。野球ではけがに泣き挫折を経験したが、一人の刑事との出会いがきっかけとなり新たな一歩を踏み出した。

 大田原巡査は都城工業高時代、身長192センチの大型本格派左腕として活躍。2005年、3年生夏の甲子園県予選でノーヒットノーランを達成するなど注目を集め、ドラフト会議の高校生の部でソフトバンクから4位指名された。しかし、けがに悩まされ1軍のマウンドに上がることなく12年に引退。14年から宮崎市のスポーツクラブで働いていた。

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