長崎県商工会連合会 県に165万円寄付 潜伏キリシタン遺産保護へ 2021年度まで継続

 長崎県商工会連合会(宅島壽雄会長)は6日、今夏の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の保護に役立ててもらおうと、約165万円を県に寄付した。
 県内21の商工会の会員が協力。2021年度まで寄付を続け、計600万円を目標額に掲げている。
 県庁で贈呈式があり、宅島会長から目録を受け取った中村法道知事は「継続的な支援は大変ありがたい。(登録に向け)しっかり取り組んでいく」と述べ、感謝状を贈った。
 宅島会長は「世界遺産の登録を機に交流人口を増やし、疲弊した地域の活性化につながってほしい」と話した。

中村知事に目録を手渡す宅島会長(右)=県庁

© 株式会社長崎新聞社