小泉氏の「発信力」 農産物輸出へ期待 自民会合で横浜の業者

 自民党の農産物輸出促進対策委員会の会合が6日、党本部で開かれ、横浜市青葉区の食品輸出入販売会社「アライドコーポレーション」の氏家勇祐社長(46)が出席し、農産物の輸出拡大に向け、小泉進次郎委員長(衆院11区)の発信力に期待を寄せた。

 同社は主に茨城や福島などの農家から仕入れた青果物をタイに輸出する事業を手掛ける。会合では、仕入れから販売までを自社で行うことで店頭価格を抑える仕組みを説明。三重県の南紀みかんを現地で販売した際には「他国産に比べると価格は高いが、試食をすると納得した」と高い評価を得たという。

 氏家社長は会合後、「日本では産地から輸出港までの輸送経費が高く、本来は海外でも売れる物が売り切れていない。小泉氏の発信力で風穴を開けてほしい」と話した。

 同委員会は2019年に農林水産物・食品の輸出額1兆円を達成する政府目標の実現に向け、今年6月までに提言をまとめる。

© 株式会社神奈川新聞社