横浜・MM21でさくらフェスタ

 パレードやグルメなどを通じて横浜市西区の魅力を楽しんでもらおうと、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の「さくら通り」で7日、「さくらパレード&ストリートイベント」が行われた。同地区で毎年開かれている「みなとみらい21さくらフェスタ」の一環で、同フェスタ2018実行委員会の主催。

 地域住民らが「西区音頭」を踊ったり、同区のマスコット「にしまろちゃん」などのキャラクターが手を振ったりしながら約500メートルの通りをパレード。区内の企業や住民チームによる綱引き選手権、同区に残る開港の歴史などを学ぶガイドウオークも開かれ、多くの参加者が楽しんだ。

 帆船日本丸や掃部山公園の桜など、区内の名所をバーチャルリアリティー(VR)の映像で疑似体験するイベントも開かれた。情報科学専門学校(同市神奈川区)の学生が制作したもので、参加者は専用のゴーグルを着けて前後左右を見回すことで、その場にいるような臨場感を味わった。

 帆船日本丸の内部の映像を楽しんだ同市南区の女性(56)は「映像がとてもリアルできれいだった。日本丸は見学したことがないので、今度行ってみたい」と笑顔。制作に参加した同校2年の男子学生(19)は「忙しくてお花見をしたり出掛けたりできない人に楽しんでもらえれば」と話していた。

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