トロロッソ・ホンダのガスリー、望外の予選6番手に大満足「マクラーレンに勝ったことも嬉しい。大量得点を狙う!」

 2018年F1バーレーンGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは6番手だった。予選4番手のルイス・ハミルトンがギヤボックス交換により5グリッド降格になるため、ガスリーは5番グリッドから決勝をスタートする予定。

■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=6番手
 僕のF1キャリアにおいてベストの予選だったよ! 最高の一日だった。週末の初めからチームは懸命に作業に取り組んでいたから、その努力が実を結ぶ結果になってうれしい。

 マシンの感触がすごくよかったので、大満足だ。FP1の最初のラップから、かなりの速さがあると感じた。ただ、Q3に進むためにはすべてをうまくやる必要があると分かっていた。そしてそれをやってのけたんだ! すごい仕事をしたよね!

 明日は最高のスタートを決めたいと思う。FP2でロングランペースがいいことを確認できたから、楽しみだよ。もちろん、(後ろのグリッドからスタートするルイス・)ハミルトンや(マックス・)フェルスタッペンはすぐに追いついてくるだろうけど、ルノーやハースとは戦えるんじゃないかと思っている。決勝でも今日と同じく速さを発揮できるよう、今夜マシンの準備をしっかり整える必要がある。明日、大量得点を狙えるようにね。

 正直言って、ここまでの結果は予想していなかった。マシンの感触がすごくよかったから、ポテンシャルはあると思っていたけれど、予選6番手だなんて、信じられないよ。すごくうれしい。

 今日なぜこれほど速かったのかは、データを分析してみないと分からない。小さなアップグレードを導入した結果、予想以上の効果を発揮したみたいだ。

 トロロッソはホンダと協力し合って、素晴らしい仕事をしている。僕らがシーズン初めからこれほどの競争力を発揮できるなんて、誰も思っていなかっただろう。イタリアのスタッフと日本のスタッフがとてもうまく連携して作業をしているようだ。

(Crash.netから、昨年のホンダのパートナーであるマクラーレンに大差をつけて勝ったことにも満足しているのではないかと聞かれ)無線ではそう言わなかったけど、もちろんそうだね。

 Q3では新品タイヤで走るチャンスは1回のランだけだった。そのラップを決めなければならないと分かっていたし、うまく決められれば、すごくいいポジションをつかめるかもしれないと分かっていた。

 そうはいっても6番手というのは予想していなかった。だから、そのラップを走り切った時、「よし、うまくやれた。全力を出し切ることができたぞ」と思った。

(トロロッソのパフォーマンス向上をもたらしているのは)主にセットアップじゃないかと思っている。セットアップのフィロソフィーをかなり変えたんだ。メルボルンとは全く違う性格のコースだから、このコースに合わせて、セットアップを大幅に変える必要があった。

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