「トマトわんたん」新名物に ラーメンになってデビュー 茅ヶ崎市

(上)トマトわんたんの皮を持つ関谷さん(下)販売されたタン麺

 中央公園で4月1日に開催された「茅ヶ崎さくら祭り」の会場で、新名物がデビューした。

 『トマトわんたん』。茅ヶ崎産トマトをわんたんの皮と具材に使用した逸品だ。この日は「ラーメン達」(共恵)によって、『トマトわんたんタン麺』として販売された。

 塩味のさっぱりしたタン麺に、トマトわんたんと肉味噌、さらに生のトマトをのせた新商品。口にした島添吏和(りお)君(8)は「大好きなトマトの味がしっかりしていて、こういうのは初めて」と大満足。小出小百合さん(26)も「ヘルシーでおいしい。くどくないので、また食べたくなる」と笑顔を浮かべた。

名物会議で発案

 トマトわんたんを生み出したのは、商工会議所青年部が主催する「茅ヶ崎名物会議」。茅ヶ崎の良さを具体化しようと、1年前からスタートしたプロジェクトでは、青年部の会員以外に市内の商業者も加わり、50〜60人で会議を重ねてきた。その中で、JAさがみ湘南トマト茅ヶ崎出荷組合と湘南ラーメン会のコラボメニューとして、トマトわんたんが完成した。

 ラーメン会に加盟する「達」の関谷達朗さん(42)は、「名物になるよう育てていきたい」と言い、今後は湘南祭などのイベント出品を経て、加盟店で提供していきたい考えだ。名物会議の中心メンバー・石井政輝さん(32)は「これからも新名物を創り出していきたい」と語った。

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