アロンソ「速さがなくて驚いたが、別にこの世の終わりじゃない。決勝に望みがある」マクラーレン F1バーレーンGP土曜

 2018年F1バーレーンGPの土曜予選で、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは13番手だった。

■マクラーレンF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=13番手
 今日はあまりいい日ではなかった。予選でのパフォーマンスが予想していたよりも悪かったんだ。フリープラクティスでは問題なかったが、予選になってスピードを失い、Q1から苦労した。

 1ラップでは最大限のパフォーマンスを発揮できていない。1周のなかでタイヤのポテンシャルをすべて引き出すことができずにいるんだ。その理由を突き止める必要がある。

 今のところ、シングルラップのペースに比べるとレースペースの方がいい。昨日行ったロングランでは、使いこんだタイヤでも高い競争力を発揮できた。FP3でも、気温が高い状態ではマシンの感触は良かったし、リヤタイヤをうまく使えていると思う。それが決勝ではアドバンテージになるはずだ。でもグリッドポジションがかなり後方なので、そこから何ができるか考えてみるよ。

 予選Q3に進むことはできなかったけれど、別にこの世の終わりみたいに悲観する必要はない。オーストラリアでもQ3に行けなかったが、日曜には2台揃ってポイントを獲得した。ここでもそれができることを期待しよう。

 ここは要求の厳しいサーキットで、タイヤのデグラデーションは高く、信頼性も懸念材料になる。だから集中して戦略を有効に活用する必要がある。スタートタイヤを自由に選べることが多少はアドバンテージになるので、それをうまく生かしたい。レースは明日であり、ポイントが与えられるのは明日なんだ。

(formula1.comのインタビューにおいて語り)昨日のロングランはうまくいったし、気温が高いFP3でも調子がよかったので、楽観的になりすぎていたかもしれない。気温が低い予選で走った時に、ネガティブな驚きに直面した。その結果、理想的とはいえないポジションから決勝をスタートすることになった。

(ボディワークのアップグレードは)予想どおり機能していると思う。それによって進歩したし、オーストラリアの時よりマシンのフィーリングはよくなった。このサーキットの特性が僕らのマシンにあまり合わないのだろう。

 去年もここでのパフォーマンスはとても悪かった。残念ながら今年もそれが再現される形になった。このサーキットでのセットアップかアプローチといったものが完璧ではないんだ。それについては分析する必要がある。ただ、新しいパーツはしっかり機能している。

 去年も予選結果は悪かったが、レースペースはそれに比べるとずっと良くて、決勝では11位を争う位置を走った。だから明日は今日よりもいいパフォーマンスを発揮できると思っている。2台揃ってポイント獲得を目指すよ。

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