『Sportskeeda』は、「サッカーファンによって過小評価されているトッテナムの5選手」という記事を掲載した。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で大きな成長を遂げているトッテナム・ホットスパー。多くの若手がブレイクしており、プレミアリーグ優勝も夢ではない状況にある。
そのチームの中で活躍ほどの評価を与えられていない選手とは?
ヤン・ヴェルトンゲン
ポチェッティーノ監督の下、トッテナムはプレミアリーグでも最もタフなディフェンスラインを作ってきた。
2015-16、2016-17シーズンは最も少ない失点数を記録した。今季はマンチェスター・シティに上回られているが。
その守備の強さは、ポチェッティーノの指導とトビー・アルデルヴァイレルトの存在で語られがちだ。
しかし現実的に言えば、そのパートナーとなっているヴェルトンゲンの存在も力を加えている。
アルデルヴァイレルトが離脱したときも、彼とダビンソン・サンチェスのペアは全く問題なかった。
ハリー・ケインを別にすれば、実はチームで最も重要な選手となっていると考えられる。ただ、それほどまでの評価を得てはいない。
ウーゴ・ロリス
世界のベストGKは誰か?と議論する時、通常はダビド・デ・ヘア、マヌエル・ノイアー、マーク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ヤン・オブラクなどが語られる。そしてウーゴ・ロリスのことはほとんど言及されない。
彼はデ・ヘアのような運動能力を持っているわけではないが、アクロバティックなセーブができる。ノイアーやエデルソンのようなパスはないが、それでも今季75%を成功させてきた。
最も重要なのは、完全にロリスだけの失敗でゴールを許したことはほとんどないということだ。
彼の存在があるからこそ自信を持てる。だからトッテナムが英国で最もタフな守備ラインを構築できたとも言える。
トッテナムのブランドは多くのビッグクラブをひきつけているが、ロリスに誰も関心を持たないのはいいことだ。
彼が世界最高ではないにしても、彼を置き換えられるようなキーパーを探すのは難しいからだ。
クリスティアン・エリクセン
イングランド代表チームがジャック・ウィルシャーの復帰を熱望していたこと、フィリペ・コウチーニョが1億ユーロ(130億円)を超えたことを考えれば、創造的な選手にどれだけ価値があるのかがわかる。
しかし、クリスティアン・エリクセンはその点で最高レベルであるにもかかわらず、世界のレーダーからは外れている。
彼はデル・アリの影に隠れる傾向はあるが、実際にゲームを作っているのはエリクセンだ。
アリほどのダイレクトなアシストはないが、試合あたり平均60本、成功率82%を記録してきた。
実際、彼のスタッツはコウチーニョにも似ている。ただ、トッテナムで最も欠かせない選手TOP5を挙げたとき、エリクセンをそこに入れる人は多くないだろう。
しかし現実は、エリクセンはトッテナムに不可欠な存在だ。過小評価されるのはいいことだ。そうでなければ、すぐにどこかに買われているだろう。
キーラン・トリッピア
カイル・ウォーカーがマンチェスター・シティへの移籍を決めた時、トッテナムのファンはパニックになっただろう。
世界最高レベルの右サイドバックに成長した男が抜けるとなれば、誰がそれを置き換えられるのか?
ウォーカーのテクニックやパワーは持ち合わせていないにしても、トリッピアはその答えになっているといえる。
クロスの成功率は試合当たり1.1回で、ウォーカーを大きく上回る。ハリー・ケインが中央にいるチームなら、その効果は尚更高まる。
セルジュ・オーリエが加入したにもかかわらず、彼はそのキックで存在感を発揮しており、ビッグマッチでも好まれている。
しかしそれでも彼はウォーカーの幻影に隠れ、過小評価されている。ただ、ポチェッティーノは間違いなく彼を高く買っている。
ベン・デイヴィス
昨年夏、トッテナムの左サイドバックのファーストチョイスはダニー・ローズだったが、彼はタイトルと給与を求めてチームを離れたがっていた。
とはいえ、膝の怪我が治ったらすぐに戻ってくるものだと思っていた人が大半だったはずだ。
しかし、彼はトッテナムで最も過小評価されていたウェールズ人、ベン・デイヴィスに取って代わられた。
魅力的なことは、デイヴィスが今季プレミアリーグで7得点に絡んでいるということだ。これは結局もう2014-15シーズンのローズよりも多い。また、タックルやインターセプト、ブロック、クリアも遜色ない。
ローズはすでにフィットネスを取り戻しているが、それでもデイヴィスのポジションは揺るがない。
彼はそしてまだ過小評価されている。勤勉さと才能を認められるのはいつの日になるだろうか?