MotoGP:初のウエットタイヤとトリッキーな路面に大苦戦の中上。決勝は最後尾スタートに

 ウエットからドライへと変化するトリッキーなコンディションとなった予選で苦戦し、決勝レースは最後尾からのスタートとなったLCRホンダ・イデミツの中上貴晶。変化する路面で「コーナーの立ち上がりが厳しくなった」と予選を振り返った。

 第2戦アルゼンチンGPの予選は、雨が降っては止むという天候により、ドライとウエットが混在するミックスコンディションで行われた。

 予選Q1に出走した中上は、最高峰クラスで初めてウエットタイヤで走行。セッションが進むにつれ、徐々に路面が乾いて行ったが、ドライともウエットとも言えないコンディションに。

 この時、中上は初めてミシュランのウエットタイヤを使用。しかし、感触をつかみきれずに1分51秒387で24番手という結果に終わった。

 予選後、中上は苦戦の原因を次のように語っている。

「今日は一日を通してトリッキーな路面コンディションで、午後の予選は残念なリザルトになってしまいました」

「フルウエットでは気持ちよく走れるのですが、路面が乾いてくる微妙な状態だと、特にコーナーの立ち上がりが厳しくなります」

 初めて使用したミシュランのウエットタイヤについては「まだ充分な理解ができていない、というのが正直なところです」とコメント。

「走行終了後には、ミシュランからどうすればうまく走れるのかを教えてもらったので、今後にむけていい勉強になりました。」

「明日の決勝レースは、もちろん全力で戦います」

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