三浦の“名物”をデザイン 大型のれん、吉田戦車さん描き下ろし

 三浦市三崎の三崎下町商店街に昨年オープンした蔵書室「本と屯(たむろ)」に、横4メートル・縦1メートルの大型のれんがお目見えした。マグロやネコといった三浦の“名物”を「伝染(うつ)るんです。」などの作品で知られる漫画家の吉田戦車さんが描き下ろした。

 本と屯は市内唯一の出版社「アタシ社」を営むミネシンゴさんと三根かよこさん夫婦が、「まちの未来や商売のこと、子どものことなど、『たむろ』しながら談議できる場所になれば」との思いを込めて開設した。元船具店で現在は小説やエッセー、漫画などさまざまなジャンルの4千冊近くが並び、市内外から多くの人たちが訪れる。

 のれんは吉田さんの大ファンという2人が友人を通して依頼。ミネさんは「三崎の新しい写真スポットになれば」と話している。

 月曜午前11時~午後6時、水曜午後2時~同5時はオープンし、それ以外は不定期。問い合わせはミネさん(mineshingo@atashisya.com)。

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