登山シーズン迎え丹沢臨時警備派出所 秦野

 登山シーズンを迎え、秦野署の丹沢臨時警備派出所の開所式が6日、秦野市堀山下の県立秦野戸川公園で開かれた。12月初旬まで、山岳救助の拠点として年間80万人といわれる登山客の安全を見守る。

 開所式には同署と市消防本部の山岳救助隊員11人が出席。隊長が署長から部隊のシンボルのピッケルを受け取った。派出所には登山客が増える7~8月の週末には県警機動隊員が2人ずつ詰める。

 2017年の山岳遭難出動件数は37件と前年比で9件増。死者も2人で、同1人増だった。隊長は「簡単なコースでも登山者カードを提出し、十分な装備をもって臨んでほしい。登山客に事故なく無事に帰ってもらいたい」と話していた。

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