インディアンス・ゴームスが劇的なサヨナラツーラン

【ロイヤルズ1-3xインディアンス】@プログレッシブ・フィールド

ア・リーグ中部地区において優勝筆頭候補と目されながら、ここまで8試合で3勝5敗と開幕ダッシュに失敗した感のあるインディアンス。日本時間4月9日のロイヤルズ戦も、試合中盤に先制を許し、追う展開を強いられる苦しい試合となったが、8回裏にラッキーな形で同点に追い付き、続く9回裏には一死一塁の場面で7番打者のヤン・ゴームスが天高く舞い上がる2号ツーランをレフトスタンドへ叩き込んで劇的なサヨナラ勝利を収めた。放ったヒットはロイヤルズの10本に対してインディアンスはわずか4本。何度もピンチを背負いながら耐え続けた投手陣の粘りが、勝利に繋がる形となった。

殊勲の一打を放ったゴームスは「(スタンドに)入るだろうという手応えはあったよ」と試合に決着をつけたシーンを振り返った。「でも、打球のほうを見てみると、レフトのジョン・ジェイが打球を追いかけていた。『おいおい、風にやられてしまうのか?』という感じだったよ」とゴームスは語ったが、打球は無事にレフトスタンドに着弾した。先発のマイク・クレビンジャーが8回途中まで1失点と好投し、2番手のタイラー・オルソン、3番手のコディ・アレンも好リリーフ。投手陣の頑張りを、バックも好守でサポートした。まさにチーム一丸となってもぎ取ったサヨナラ勝利。ここまで不本意な戦いが続いていたチームを勢いづける勝利になったと言えそうだ。

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