アリエタが新天地デビュー アンダーソンが決勝打

【マーリンズ6-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

日本時間3月13日にフィリーズと3年契約を結び、新天地デビューに向けて調整を続けていたジェイク・アリエタが日本時間4月9日に本拠地シチズンズバンク・パークで行われたマーリンズ戦で今季初登板。初回に2番のミゲル・ロハスに1号ソロを浴び、二死満塁からブラクストン・リーにも2点タイムリーを許して3失点のスタートとなったが、続く3イニングはマーリンズ打線を1四球のみのノーヒットに抑え、74球を投げて4回3失点(自責点2)で今季初登板を終えた(勝敗つかず)。アリエタは「初回は少し浮足立ってしまったね」と反省の言葉を口にしていた。

いきなり3点のビハインドを背負ったフィリーズは、1回裏にカルロス・サンタナの犠牲フライとニック・ウィリアムスのタイムリーで1点差とし、3回裏にはリーズ・ホスキンスにタイムリー二塁打が飛び出して同点。その後は両軍のリリーフ陣が力投を見せ、3対3の同点のまま8回に突入した。8回表、マーリンズは2つの四死球とパスボールで一死二、三塁のチャンスを作り、ルーキーながら開幕から中軸打者として活躍しているブライアン・アンダーソンが右中間を破る2点タイムリー二塁打を放って勝ち越し。さらにブライアン・ホラデイにもタイムリーが飛び出し、試合を決めた。前日に1対20の大敗を喫したこともあり、アンダーソンは「悔しくて眠れなかった」という。「でも、今日は目の前の試合に集中していたよ」と語ったように、自らの一打でチームを勝利に導いた。

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