キンターナが6回無失点の好投 カブスがロード9試合を勝ち越し

【カブス3-0ブリュワーズ】@ミラー・パーク

開幕からロードでの戦いが続いていたカブスが、ロード9試合の最終戦となる日本時間4月9日のブリュワーズ戦に3対0で快勝。ロード9試合を5勝4敗と勝ち越して明日の本拠地開幕戦を迎えることになった。先発のホゼ・キンターナは6イニング、87球を投げ、ブリュワーズ打線を散発3安打に抑える快投。キンターナの後はジャスティン・ウィルソン、カール・エドワーズJr.、ブランドン・モローが計3イニングをパーフェクトに抑え、4投手による完封リレーを完成させた。なお、ブリュワーズを得意としているキンターナは、この日の快投により、対ブリュワーズの通算成績(5試合)を3勝1敗、防御率0.75としている。

敵地ミラー・パークで得意のブリュワーズ相手に6回無失点の好投で勝利投手となったキンターナは、試合後「ミラー・パークでプレイし続けたいんじゃないの?」と尋ねられ、「そんなことはないよ。ホーム(のリグリー・フィールド)に戻りたいよ」と答えた。キンターナは昨年9月にミラー・パークでのブリュワーズ戦で3安打完封をマーク。今回も敵地で見事なピッチングを見せたが、明日に控える本拠地開幕戦を待ちわびている様子だった。

好投するキンターナに打線も援護点をプレゼント。4回表にベン・ゾブリストの1号ソロで先制すると、5回表にはキンターナが送りバントを決めて作った二死二塁のチャンスでアルバート・アルモーラJr.がタイムリー二塁打を放ち、リードを2点に広げた。さらに、7回表には一死一、二塁の場面でキンターナの代打として登場したトミー・ラステラの打球が相手のエラーを誘い、3点目をゲット。この3点をリリーフ陣が最後まで守り抜いた。

カブスのジョー・マドン監督は「ブリュワーズは(左腕のキンターナに対して)右打者を並べてきたね。でも、キンターナにとっては大した問題ではない。彼が自分のボールをしっかり投げられているとき、打者の左右は関係ないんだ。今日はとても良いピッチングをしてくれたよ」とキンターナのピッチングを絶賛していた。

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