主砲・セスペデスがバットを折りながら決勝タイムリー

【メッツ6-5ナショナルズ(延長12回)】@ナショナルズ・パーク

今季ここまで6勝1敗と好調のメッツは、3連戦スイープをかけて敵地でナショナルズと対戦。初回にブライス・ハーパーの6号ツーランで先制を許したものの、3回裏にエイドリアン・ゴンザレスに今季1号となる逆転グランドスラムが飛び出した。その後は両軍が点を取り合い、試合は5対5の同点で延長戦に突入。メッツは延長12回表に一死一、二塁のチャンスでヨエニス・セスペデスがバットを折りながらもセンター前に落ちる勝ち越しタイムリーを放ち、これが決勝打となった。ナショナルズ3連戦をスイープしたメッツはこれで5連勝。開幕8試合で7勝1敗となり、1985年と2006年に並ぶ球団史上最高タイの開幕ダッシュとなった。

決勝打を放ったセスペデスは「メジャー6年間で自分が所属した最高のチームだと思う。俺たちは今、それを証明している。これを続けていけたらいいね」とチームの好調ぶりに大きな手応えを感じている。地区優勝の大本命と見られるナショナルズとの今季初対戦をスイープで終えたのだから、セスペデスが自信たっぷりのコメントを残すのも当然と言えるだろう。ちなみにメッツがナショナルズをスイープしたのは2015年9月以来のこと。ミッキー・キャラウェイ監督は「選手たちが試合を正しい方法で戦ってくれている」と選手たちの働きぶりを称えた。一方のナショナルズはまさかの被スイープで5連敗となり、4勝5敗と黒星が先行。勝率が.500を下回ったのは2015年以降初めてのこととなった。

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