【アイオワ（米国）、保高幸子】男子フリースタイルのワールドカップ最終日は4月8日、米国・アイオワで行われ、日本は予選3回戦でインドを9-1で撃破。3位決定戦でキューバを6-4で下し、3位に入賞した。日本にとって大会史上最高成績となる3位入賞は、1985年以来33年ぶり。
予選最終戦でのインドとの一戦は、57kg級を不戦勝のあと、61kg級で中村倫也（博報堂DYスポーツ）が昨年のアジア・インドア＆マーシャルアーツ大会3位のサンディープ・トマーにテクニカルフォール勝ちして勢いをつけ、最後は9勝1敗での勝利。予選リーグ2勝1敗で2位となり、3位決定戦に進んだ。
キューバとのメダル争いは、57kg級の高橋侑希（ALSOK）が昨年のU-23世界選手権優勝のレイネリ・アンドレウ・オルテガを7－5で破るスタート。小栁和也（自衛隊）がリオデジャネイロ・オリンピック57kg級5位で昨年の世界選手権3位のヨウリス・ボンネ・ロドリゲスを9－6で破り、高谷大地（自衛隊）もリオデジャネイロ大会7位で昨年の世界選手権3位のアレヤンドロ・バルデス・トビエルを10－8で下した。
70kg級を落としたものの、藤波勇飛（山梨学院大）、高谷惣亮（ALSOK）が勝って5勝1敗へ。重量級は分が悪く、3連敗して5勝4敗。125kg級の勝敗と内容次第でキューバの勝ちもありうる状況となったが、山本泰輝（拓大）が2017年パンアメリカン選手権2位のユデニー・アルパヨン・エステベスを6－5で破る殊勲。6勝目をマークして銅メダル獲得を決めた。
決勝は地元の米国がアゼルバイジャンを下し、2003年以来の優勝を果たした。
【3位決定戦】日本○［6-4］●キューバ
階級 日本 選 手 成 績 キューバ
57kg
高橋 侑希
（ALSOK）
○
７－５
●
Andreu Ortega, Reineri
61kg
小栁 和也
（自衛隊）
○
９－６
●
Bonne Rodriguez, Yowlys
65kg
高谷 大地
（自衛隊）
○
10－８
●
Valdes Tobier, Alejandro
70kg
乙黒 圭祐
（山梨学院大）
●
４－８
○
Maren Castillo, Franklin
74kg
藤波 勇飛
（山梨学院大）
○
Ｔフォール
1:32=16-5
●
Lopez Azcuy, Livan
79kg
高谷 惣亮
（ALSOK）
○
Ｔフォール
2:13=10-0
●
Zulueta Morales, Yoan Adrian
86kg
白井 勝太
（日大大学院）
●
１－４
○
Torreblanca Queralta, Yurieski
92kg
石黒 峻士
（日 大）
●
４－４
○
Hernandez Luis, Lazaro Luis
97kg
園田 平
（自衛隊）
●
Ｔフォール
4:19=0-12
○
Salas Perez, Reineris
125kg
山本 泰輝
（拓 大）
○
６－５
●
Alpajon Esteves, Yudenny
【A組予選3回戦】日本○［9-1］●インド
階級 日本 選 手 成 績 イ ン ド
57kg
高橋 侑希
（ALSOK）
○
不戦勝
●
－－－
61kg
中村 倫也
（博報堂DYスポーツ）
○
Ｔフォール
1:43=11-0
●
Tomar, Sandeep
65kg
乙黒 拓斗
（山梨学院大）
○
Ｔフォール
0:35=10-0
●
Sharvan, Sharvan
70kg
木下 貴輪
（クリナップ）
○
Ｔフォール
2:25=10-0
●
Kumar, Arun
74kg
保坂 健
（自衛隊）
○
不戦勝
●
Kumar, Vinod Ompraksh
79kg
高谷 惣亮
（ALSOK）
○
Ｔフォール
1:55=10-0
●
Giri, Sachin
86kg
松坂 誠應
（自衛隊）
○
Ｔフォール
4:43=10-0
●
Kumar, Pawan
92kg
石黒 峻士
（日 大）
●
１－２
○
Punia, Deepak
97kg
山口 剛
（ブシロード）
○
６－２
●
Viky, Viky
125kg
荒木田 進謙
（レッスル・アカデミー）
○
４－０
●
Singh, Pushpender
