クルーバーが8回13奪三振無失点の快投で今季初勝利

【タイガース0-2インディアンス】@プログレッシブ・フィールド

昨季最多勝&最優秀防御率の二冠に輝いて自身2度目のサイ・ヤング賞を受賞したコリー・クルーバー(インディアンス)が、今季3度目の先発登板となった日本時間4月10日のタイガース戦で素晴らしいピッチングを披露した。今季自身最長タイの8イニングを投げ、打たれたヒットは単打2本だけ。与四球も1つに抑え、タイガースに二塁すら踏ませず13三振を奪った。打線の援護はブラッドリー・ジマーの1号ツーランによる2点だけだったが、最終回をアンドリュー・ミラーが締め、クルーバーにはようやく今季初勝利が記録された。

開幕戦で2失点完投(8イニング)を記録しながら敗戦投手となり、前回登板では7回2失点ながら勝利投手になれなかったクルーバーが、今季3度目の先発登板にしてようやく白星を手にした。この日は初回から抜群の制球力が冴えわたり、ジャイマー・キャンデラリオとミゲル・カブレラを2者連続で見逃し三振に。その後も順調に奪三振を積み重ね、5回表にはタイガースの6・7・8番を3者連続三振に斬って取った。6回表に三振を奪えず、毎回奪三振こそ逃したものの、103球を投げて8回13奪三振無失点の快投。相手先発のフランシスコ・リリアーノが6回2失点と力投するなか、タイガース打線に付け入る隙を与えなかった。ここまで3先発で23イニングを投げ、防御率1.57、27奪三振、WHIP0.65をマーク。今季もクルーバーにはサイ・ヤング賞クラスの好成績が期待できそうだ。

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