好調・メッツが6連勝 球団史上最高タイ8勝1敗の好スタート

【メッツ4-2マーリンズ】@マーリンズ・パーク

メッツの快進撃が止まらない。日本時間4月10日のマーリンズ戦では、2回表にエイドリアン・ゴンザレスのタイムリーなどで2点を先制し、3回表にはジェイ・ブルースのタイムリーで1点を追加。先発のノア・シンダーガードは6回2失点(自責点1)と試合を作り、7回表にアメッド・ロサリオのタイムリーでリードを2点に広げたあと、開幕第1~2週の最優秀ブルペンに選出されたリリーフ陣が終盤の3イニングを無失点に抑えた。これでメッツは6連勝となり、開幕9試合で8勝1敗。1985年と2006年に並ぶ球団史上最高タイの好スタートとなっている。

試合を締めくくって今季5セーブ目をマークしたジューリス・ファミリアが「素晴らしいよね」と話せば、2安打1打点の活躍を見せたロサリオも「とても良い感じだよ。このまま故障者が出なければ、(優勝の)チャンスがあると思うよ」とチームの好調ぶりに手応えを感じている。各選手が揃ってチームの好調ぶりを口にするほど、現在のメッツはチーム状態が良いのだ。

この日はマーリンズ(9安打)より少ない6安打しか打てなかったものの、6安打のうち5安打と3つの四球を得点した3イニングに集中させ、少ない好機を生かして効率よく得点。逆に、マーリンズには4回以降、毎回のようにチャンスを作られたものの、投手陣がピンチで踏ん張り、同点・逆転を許さなかった。3回裏には左中間へのヒットで二塁を狙ったブラクストン・リーを、レフトのヨエニス・セスペデスが強肩を生かしてアウトにするなど、投手陣の頑張りを好守でバックアップ。あらゆる歯車がガッチリと噛み合った状態となっている。

明日、日本時間4月11日の同カードでは、今季2先発で2勝0敗、防御率1.54と好調のジェイコブ・デグロムが先発予定。打線とブルペンがデグロムをしっかりサポートすることができれば、球団史上初となる9勝1敗の好スタートを実現させる可能性はかなり高そうだ。

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