ジュニスが7回途中まで無安打投球 ロイヤルズ大勝

【マリナーズ0-10ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

今季初先発となった日本時間4月4日のタイガース戦で7回3安打無失点の好投を見せたジェイコブ・ジュニス(ロイヤルズ)が、日本時間4月10日のマリナーズ戦でまたしても素晴らしいピッチングを披露した。四球を2つ、死球を3つ与えるなど、ボールはやや荒れ気味だったものの、マリナーズ打線に的を絞らせず凡打の山を築き、6回までノーヒッターを継続。7回表一死からダニエル・ボーゲルバックに内野安打を許して快挙達成とはならなかったものの、7回1安打無失点の快投で今季2勝目をマークした。ロイヤルズは先発全員出塁と打線が機能し、4回までに9得点。今季初の2桁得点を記録し、10対0でマリナーズに大勝した。

ジュニス自身が「今夜は僕のベストのピッチングではなかった」と振り返ったように、決して安定感のあるピッチングではなかった。2回から5回にかけて4イニング連続で四死球による走者を出し、常に走者を背負ったピッチング。それでも6回までマリナーズ打線をノーヒットに封じ、開幕から2先発連続で7イニング以上を無失点に抑えたのは、球団では1985年のダニー・ジャクソン以来33年ぶり2人目の快挙となった。打線は1回裏にマイク・ムスターカスの2点タイムリー二塁打などで3点を先制し、4回裏には4安打と2四球で一挙5得点のビッグイニング。ジュニスは「今夜は打線が素晴らしい仕事をしてくれた」と大量援護をプレゼントしてくれた打線への感謝を口にした。投打に精彩を欠いたマリナーズは9点ビハインドの8回裏に野手のテイラー・モッターを敗戦処理として起用。なお、「8番・DH」でスタメン出場したイチローは3打数ノーヒットに終わった。

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