マンホールに川崎宿 広重の浮世絵でPR

 川崎市は、歌川広重が描いた東海道川崎宿の浮世絵をデザインした下水道用マンホールふたを川崎区内に設置した。同区の「東海道川崎宿を活かした地域活性化推進事業」の一環で、下水道に関心を持ってもらうとともに東海道川崎宿をアピールし魅力を高める狙いだ。

 ふたは、歌川広重が描いた「東海道五拾三次」の「川崎 六郷渡舟」をデフォルメしたオリジナルのデザイン。同区本町−下並木間の旧東海道の本町交差点、砂子交差点、京急線八丁畷駅西口前など7カ所に設置した。

 かつて市内のデザイン・マンホールふたといえば、市民の花のツツジと市民の木のツバキをデザインしたものだったが、昨年3月、同市のブランドメッセージ「Colors, Future! いろいろって、未来。」と書かれたマンホールふたを新設。それに続くもので、市上下水道局管路保全課は「デザインを活用した効果的な取り組みを今後も検討していきたい」と話している。

© 株式会社神奈川新聞社