横須賀の歩行者天国で春彩る 5千人が地元食材堪能

 中心市街地の一角を歩行者天国にし、三浦半島の食材を使った飲食店ブースなどが出店するイベント「Yokosuka Sunday Street」(よこすかサンデーストリート)が8日、横須賀市の京急線横須賀中央駅近くで開かれた。前回を大きく上回る5千人近くが訪れ、春の一日を楽しんだ。

 「デザインの力で町を演出したい」と、三浦半島を中心に活動するデザイナーやクリエーター7人で構成する実行委が昨年11月に続いて開いた。

 歩行者天国になったのは、千日通りの一角。「まちなかいろいろフェスティバル」と題し、三浦半島食材の販売や飲食店ブース、地元の商店による古着や古本のほか、日本酒バーなどが軒を連ねた。どぶ板通りの名店「TSUNAMI」もキッチンカーで初出店し、長い列ができた。

 ストリートサッカーの普及に努める「PannaHome」が特設コートでパフォーマンスを披露。DJブースも設けられ、フジロックにも出演した仲山慶さんら横須賀で活動するDJがイベントを盛り上げた。訪れた横浜市の女性会社員(33)は「デザイナーが企画しただけあっておしゃれな空間だった。食べ物もお酒もおいしかった」と話していた。

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